やっていることは"まちづくり"です
はじめまして。
「未来につながる渋谷のまちづくり」を目指し、活動している鈴木大輔です。
地域に密着した不動産業者として、人とのつながりを大切にしながら活動すること20年強。四姉妹の父として公私共に渋谷に密着して生活しています。渋谷、若者への機会提供、地域コミュニティの3つの軸で活動しております。
これまでの多くの出会いや経験を経て、最近では、未来を担う子どもたちと共に活動するチャンスにも恵まれるようになりました。かつて点であった個々とのつながりが、線となり、面となり、徐々に立体的になってきているのを感じています。
モットーは「DDDD」
私のモットーは、とにかく行動すること。PDCA(Plan Do Check Action)というよりも、DDDD(Do Do Do Do)を大切にしています!Plan(計画)を立てていると動けません。とにかく動いてみると、そこからPDCAが回っていきます。
特に渋谷という街は、スピードが勝負。スモールスタートを繰り返し、失敗が見えてきたらすぐに修正するというのが私のやり方です。トライ&エラーをとにかく繰り返し、実績を積み続けてきたことが、今の人脈と活動につながっていると思っています。
自分の代で作った地域とのつながり
高校時代はとにかく友だちとふざけて遊んでばかりいました。
渋谷での事業をスタートしたのは高校卒業後。父が始めた不動産業である太平洋商事で働きはじめました。当時は父とパートさんが1人だけ。父は田舎から渋谷に出てきて事業を始めたのですが、当時の太平洋商事は地域とのつながりが一切ありませんでした。私も当時やっていたことは、チラシ配りなど言われたことをやっているだけ。何のチャレンジもしていませんでした。
人生の転機になったのは25歳の時、一人目の子どもができたことでした。気持ちが切り替わり、仕事に明け暮れるようになりました。28歳の時、どれだけがむしゃらに仕事をしても会社は赤字、何か打つ手はないのかと仕事のやり方を見直したんです。
そこで気づいたのが、地域や人とのコミュニケーション、つながり。渋谷センター商店街振興組合の組合員になって、積極的にお祭りやイベントの設営などに参加しました。そうしているうちに5年ほどで周囲から仕事を紹介してもらえるようになり、成果が出始めました。渋谷フクラスの1階に開業時から入居しているスターバックスは地域のつながりから成約できた初めての大きな仕事でした。今では「渋谷で何かやるときは鈴木に話してみるといい」と言ってくれる方もいるそうです。地道に地域とのつながりを大事にしたことは正解だったと確信しています。
事業を始めてからというもの、会社のため、経営のために人脈作りに取り組んできた20年強。こうした活動を経て、特にここ数年では私の心境に変化が生まれてきています。それは、子どもたちに社会とつながる機会を提供することが、私にとっても喜びになっているということ。「まなぶや」や「渋谷新聞・原宿表参道新聞」などの活動を通してつながったたくさんの子どもたち。彼らと共に活動しながら、社会とつながるさまざまな機会を提供しています。子どもたちが新しいことに挑戦する時の、あのキラキラした瞳に出会えることが、私にとって何よりも嬉しい瞬間です。もちろん、地場不動産業者ですので、不動産関係の大きい案件もやりがいがあります。
中高生起業体験プログラム「まなぶや」
中高生を対象にした起業体験プログラム「まなぶや」。学生たちが社会課題の解決やビジネスに向き合い、将来の選択肢を広げることを目的としています。このプログラムを立ち上げたきっかけは私自身の経験した苦労からです。
18歳の時から父の元で働き始めた私が一番苦労したのは、社会の仕組みや経営の知識がないまま2015年、33歳で太平洋商事の代表を受け継いだこと。この経験から日本の学校ではお金や起業の勉強をしないことに疑問を持ち、小中高生でも学べる環境を作るに至りました。
まなぶやでは「社長になりなさい」ではなく社長になるという選択肢を与えています。将来何になるにしろ、中高生のうちから選択肢があることを知るのは大事です。
まちづくりとしての「渋谷新聞」
渋谷新聞のコンセプトは「渋谷の街とそこにいる人の生の声に特化したローカルメディア」。多様性がある街だからこそ、運営も多様性があるメンバーが良いだろうと思い、まなぶやで出会った学生2人に声をかけ、その後は学生同士で友だちを呼んできてくれて、今では中学生、高校生、大学生を始め、社会人、主婦・主夫など年齢の垣根を超えて、さまざまな価値観を持ったライターが所属しています。
ハード面とソフト面から取り組む渋谷のまちづくり
現在渋谷のまちづくりについて、ハードとソフトの両面から取り組んでいます。役員を務めている「渋谷センター商店街振興組合」では、まだまだ若手として重宝してもらっているところもあるので、とにかく体当たり!それと並行して、他の活動もどれも全力で取り組んでいます。こんなにさまざまなジャンルの活動にどれも体当たりで取り組んでいるのは、私の自慢であり、自信にもなっています!個人的にバスケが大好きなので、バスケ関連のイベントももっともっとやっていきたいですね!
何かをしたいと思った若者がまず訪ねる場所に
『若者が作る、みんなで吸収し合う場所』をコンセプトに学生も大人もつながれる集まれる場 “Sponge” を渋谷センター街に作りました。大人の方であれば、ビジネスとして形にもしていきたい。その他、あらゆるニーズに応えていければと思っています。
私の強みは多方面へのつながりと引き出しの多さです。不動産に始まり、商店街、多くの団体役員、地域貢献事業、スタートアップ支援、SDGs事業、メディア運営、中高生企業支援などいろいろなことをやってきました。知識で知っているだけではなく、実際にトライ&エラーを体験した回数が多いので、経験を伴った話しができます。私がこういった活動の話をすると「ワクワク」してるように見えるらしいんです。その様子を見て新しいつながりができたりする。このつながりが、まなぶや、渋谷区SDGs協会、渋谷新聞や原宿表参道新聞などのプロジェクトになって、さらにプロジェクト同士がつながる。まさに点が線に、線が面に、面が球になって拡がっていっています。
渋谷で何かをしたい!と思った若者が、まず相談に行けるような人でありたいと思っています。渋谷のまちづくりや、スタートアップ、新しいことに挑戦したいと思ったら、ぜひ私を訪ねてください。やる気のある若者なら、無条件で支援をしたいと思います!
私自身、必死にやってきた結果が今なので、はじめから具体的なビジョンや道筋があったわけではありません。それでも、変わらずにやるべきことをやり続けてきました。これからは、「誰かの夢」をかなえるための力になりたい。若い世代を応援していきたい。そして、若い世代と一緒に渋谷を舞台に夢をかなえたい!